SANYO DENKI(山洋電気) PRODUCTS

安全上のご注意

San Ace コントローラに関する安全上のご注意

機器の知識,安全の情報,そして注意事項について熟知してからご使用ください。
人への危害,物的損害を防止するため,必ずお守りいただくことを説明しています。
本取扱説明書では,安全注意事項のランクを「警告」「注意」として区分してあります。

警告表示

警告警告

この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,人が死亡または重傷を負う危険が生じる可能性があります。

注意注意

この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,人が傷害を負う可能性および物的損害のみの発生する可能性があります。

[注意]に記載した事項でも状況により重大な結果につながる可能性があります。[警告]に記載した事項と同様に必ず守ってください。

警告警告

  • 次のような装置へ使用される場合は,十分な事前評価および安全対策を実施していただいたうえで,お客さまご自身の責任において,ご使用願います。
    人命および人身に関わりのある装置
    車両・船舶・航空機などに搭載される装置
    社会的・公共的に重大な影響を及ぼす装置
    これらの装置での使用においては,当社製品の故障により人的被害(死亡,負傷等)または財産的被害をともなう事故が発生した場合であっても,当社は一切の責任を負いません。
  • 配線は正しく確実におこなってください。感電,やけど,火災のおそれがあります。
  • 爆発性雰囲気では使用しないでください。火災,けが,やけどのおそれがあります。
  • 活電部が露出した状態で運転をおこなわないでください。感電のおそれがあります。
  • 運転中に発火,発煙,異臭,異音などの異常が発生した場合は,直ちに電源を切って使用を中止してください。感電,けが,火災のおそれがあります。
  • 運搬の際に落下や転倒などの衝撃を与えないでください。故障,性能劣化のおそれがあります。
  • 製品の取り扱いは,お客さまの責任において,相応の資格や知識のある方がおこなってください。
  • 製品に対する分解,修理,改造はおこなわないでください。感電,けが,火災のおそれがあります。

注意注意

取り扱いについて

  • 設置,取り付け,接続,配線,移設などの作業は,お客さまの責任において,相応の資格や知識のある方がおこなってください。また,これらの作業は通電状態でおこなわないでください。けが,感電,やけど,火災のおそれがあります。
  • 絶縁抵抗,絶縁耐圧測定の際は,絶対に端子には触れないでください。感電のおそれがあります。
  • 製品の分解や改造はおこなわないでください。機能や性能を保証できないだけでなく,感電,けが,やけど,火災のおそれがあります。

使用上の注意について

  • 装置運転中に製品が停止,故障,誤動作した場合の装置保護については,装置側でご考慮ください。
  • 温度や電圧など,仕様条件を越えた使い方をしないでください。感電,けが,火災,故障,性能劣化のおそれがあります。
  • 銘板を剥がさないでください。また,後日銘板が確認できなくなるような装置への組込みはおこなわないでください。
  • 電源のON/OFFは製品の電源スイッチでおこなってください。製品故障のおそれがあります。
  • 製品をマイナス電源で使用しないでください。製品故障のおそれがあります。
  • 製品を操作する際に部品に過度な力を加えないでください。製品故障のおそれがあります。

取り付けについて

  • 製品の取り付け固定は,製品質量を考慮したうえで確実におこなってください。製品や部品の脱落にともなうけがや装置故障のおそれがあります。
  • 製品の通風口を壁や物でふさがないでください。製品の故障や誤動作,故障のおそれがあります。
  • ねじで固定する場合には,ねじの締付けトルクに注意してください。締付けトルクが推奨値より大きい場合は,製品の変形,破損のおそれがあります。
  • 接続配線の際には,適切な静電気対策を施してください。製品や装置を故障させるおそれがあります。
  • 接続配線は正しくおこなってください。装置の故障や製品の誤動作,故障のおそれがあります。
  • 配線の活電部は絶縁カバー等で覆い,配線同士がショートしないよう注意してください。装置の故障や製品の誤動作,故障のおそれがあります。

使用環境について

  • 次のような環境での使用は,避けてください。火災,故障,性能劣化のおそれがあります。
    引火性/腐食性ガスの雰囲気中,水や油のかかる環境,粉塵や湿気の多い環境,結露が発生する環境,
    放射線や直射日光が当たる環境,塩分を含む潮風や海水の当たる環境,
    硫黄成分を含む温泉や火山灰,有機溶剤,酸・アルカリ性薬品などの腐食性物質,核燃料物質などの有害物質などにより,製品が汚染される可能性のある環境,
    継続的な振動,強い衝撃,遠心力,加速度が加わる環境,磁界が強い環境,輻射による電磁ノイズの強い環境,
    製品電源ラインに電磁ノイズが重畳する環境,温度や湿度や圧力などが急激に変化するような環境

保管について

  • 製品は,包装箱に梱包された状態で保管ください。
  • 製品は,以下の環境で保管ください。
    常温で急激な温度変化がない環境
    20 ~ 85%相対湿度で急激な湿度変化がなく結露が生じない環境
    直射日光が当たらない環境
    水,油,腐食性物質やその他の有害物質が無い環境
    振動,衝撃がかからない環境

保守点検について

  • 保守,点検の作業は,お客さまの責任において,相応の資格や知識のある方がおこなってください。感電,けが,やけど,火災のおそれがあります。
  • 保守点検は,電源を切った状態でおこなってください。感電,けが,やけど,火災のおそれがあります。
  • 製品の清掃にガソリン,シンナー,ベンジンなどの有機溶剤や,水などの液体を使用しないでください。
    また,過度なストレスをかけないでください。製品の変形,性能劣化のおそれがあります。

無線電波について

  • 製品の無線回路を分解または改造すると,法律で罰せられることがあります。
  • 製品は2.4 GHz周波数帯の電波を利用しています。以下の機器や無線局の近くで製品を使用した場合,電波干渉が発生する場合があります。
    • 産業・科学・医療機器(電子レンジ,無線LAN機器,防犯機器,心臓ペースメーカなど)
    • 免許を要しない無線局(特定省電力無線局)
    • 免許を要する無線局(工場の製造ラインなどで使用されている移動体識別用の構内無線局,アマチュア無線局)
  • 心臓ペースメーカなどの医療機器に影響が及んだ場合,速やかに製品の電源を切ってください。
  • 電子レンジ付近,静電気や電波障害の発生する場所,金属ドアで遮断された部屋などでは使用しないでください。使用環境により,電波が届かない場合があります。

その他注意事項

  • 製品は,輸出貿易管理令別表第一の16の項(第90類32項)に該当します。製品を単体あるいは,装置に組み込み,海外に輸出する場合は,経済産業省が定める「キャッチオール規制」に基づく,「インフォーム要件」「客観要件」の検討と併せて,必要な輸出手続の実施をお願いします。
  • 製品を廃棄する場合は,産業廃棄物として処理してください。処理方法については最寄りの自治体の手順に従ってください。

最終更新日:2023年5月

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