SANMOTION C
「モーション制御」,「ロボット制御」,「シーケンス制御」の3つの制御をシームレスに統合したモーションコントローラです。標準化されたPLCプログラミング言語による構造化プログラミングによってプログラム開発が容易になり,ソフトウェア資産の共有化にも大きく貢献。また,ハードは拡張が容易なモジュール構造を持つため,自由度の高いカスタマイズができます。

物理的な配線をネットワーク化し,ケーブルの省配線化を実現
「EtherCAT」に対応しており省配線で利用できます。ユーザーを複雑な配線から解放しメンテナンス工数を大きくカットします。
世界標準PLCプログラミング言語で,ソフトウェア資産を共有化
PLCopenにより提唱されたPLCプログラミング言語「IEC61131-3」に従い,「IL」,「LD」,「FBD」,「ST」,「SFC」の5つの言語の使い分けが可能。 プログラミングの効率化とソフトウェア資産の共有化を実現します。


統合開発ツールソフトウェア「SANMOTION C Software Tool」
システム開発をおこなうための様々な機能をもった,ソフトウェアをご用意します。
- プログラミングツール
- 電子カムエディタ
- コンフィグレーションツール
- 簡易HMI ツール
- 分析・診断ツール[SCOPE]
かんたんに作画できるタッチパネル※1
- タッチパネルシミュレーション機能により,パソコン上で表示器の動作を確認できます。
- タッチパネル画面は,部品の画像を選択するだけで,かんたんに作画できます
- 高解像度で画面が見やすく,操作がかんたんです。

システム開発のサポート
プログラミングの講習会を個別に実施しています。お客さまのご要望に応じて,様々な形式でご提供できます。共同開発という形でシステムの受託開発もおこなっており,開発期間の短縮,新規開発などをお手伝いします。
業界最小コンパクト※2
高さ120mm×幅55mm×奥行110mm。非常にコンパクトなモーションコントローラです。
小型化により省スペース化を実現し,システムコストの低減に貢献します。
柔軟なシステム構築
ロボットや電子カムを制御できるAタイプと,PTP動作に特化したBタイプをラインアップ。
入出力信号の制御と同時に,複雑な多軸モーション制御や,ロボット制御がおこなえます。お客さまの用途に合わせて,柔軟にシステムを構築できます。
IoT※3機能搭載
各種周辺機器と接続するため,Ethernet,RS-485,USBなどのインタフェースを標準装備。
EthernetではModbus TCPが使用できます。また,上位通信用のOPC-UA※4にも準拠しており,さまざまな機器とシームレスに接続できます。
また,PCの汎用ブラウザにて,動作状態のモニタリングやプログラム変数の読み書きができるWebサーバ機能を搭載。IoT技術を活用したシステムが簡単に構築できます。
※1 SANMOTION C EtherCATインタフェース搭載モデルのオプション
※2 シーケンス,モーション,ロボット制御が1台でできるデジタル入出力内蔵モーションコントローラとの比較。2018年10月10日現在,当社調べ。
※3 Internet of things: あらゆるモノをネットワークにつなげ,情報交換することにより相互に制御する仕組み。
※4 Object Linking and Embedding for Process Control - Unified Architecture:データを相互運用するための標準規格。